こんぶちゃん。

こんぶ。こんぶちゃん。
天使になった君にこんなことを聞くのもおかしいかな。
元気にしてる?
そして、しあわせにしているだろうか。
きっといつも見守っていてくれてると思うから知っているだろうけど、わたしたちみんな元気だよ。
おかかもね、相変わらず食いしん坊でいたずらばかりしているよ。
相棒が居なくなって、やっぱり退屈そうだけどね。

君のいない暮らしにも、だいぶ慣れてきたよ。
どこか、何かが足りないような気がするけどね。


君が、白身魚をおいしそうに夢中で食べている夢を見たよ。
こんなふうに栄養のあるものをもっとたくさん食べさせてあげなきゃ、って思って目が覚めた。
ああそうか、もう君は戻って来ないんだと、再び思い出して涙の止まらない夜を何度過ごしただろう。

春になったらきっとまたもらい手が必要な子猫がたくさん生まれるだろうから、みんな新しい家族を迎えるのを楽しみにしてる。
可愛い子に出会えるといいな。
縁結びのキューピッドになってよ、こんぶ。
長い間一緒に暮らせる、健康な子とのご縁を願ってる。

君の小さな身体の愛に満ちた温もりは、今も忘れていないよ。

思い出の中の君は、いつもしあわせそうだったね。
きっと本当にしあわせだったと思うんだ。
そして自分の運命を理解して、受け入れていたような気がするんだよ。

愛しているよ、こんぶ。
君に会えて本当にしあわせだと思っているよ。
ありがとう。

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