家族を迎える年末。
大掃除も買い出しもお節もと、気持ちがいっぱいになっていたわたし。
しかも、自分にはそれがこなせそうにないこともわかっていて。
夫に言ってみたら、
「いいじゃん、がんばらなくても。できることだけやりなよ」
と。
確かにね、的を得ている。
わたし、本当にポンコツな人で。
おっちょこちょいだし、ドジばかりするし、不器用だし、動きが遅いし。
それでもそんな自分をなんとかしようと、子育てに仕事にがんばってきた。
がんばってもがんばってもやっぱりポンコツではあるんだけど、それを必死にカバーしながら生きてきたよね…。
な〜んにもしないでただの〜んびりおひさまに当たってるだけで一日が過ぎていくようなのが本当のわたしのペース。
そして何かに夢中になるとめちゃめちゃ集中して、すべてを忘れるくらいにのめり込んじゃうのもまたわたし。
だけどそれじゃダメなんだ、と思ってきた。
子どものころから、なぜかいつも周りと違っていた。
自分の何か、どこかが欠けているんだと思っていた。
ありのままのそのわたしが素晴らしいんだという視点は、周りの人からもらったことも無かったし、自分にももちろん無かった。
そして長い長い旅のように、年月をかけて、少しずつ少しずつ、身につけた殻を脱ぐように本当のわたしに出会い、わたしを見つけ、わたしを愛してきた。
そんなわたしのわたしらしさを改めて知ったのが、去年出会った数秘だった。
自分が選んで生まれてきた本来の性質を知ること。
自分が思い描いてきたビジョンを生きること。
わたしはある性質を、とても色濃く選んできたようで。
表現すること、遊ぶこと、楽しむこと。
純粋に、無邪気に、子どものように。
この世に生まれてきた時点ですでに、唯一無二の存在なんだよね。
何とも誰とも比べることなんてできない。
光そのものなのよ。
ありのまま、素のままでもう最高なのよ。
どんな自分も、ただただ愛なのよ。
そのことに気づいて、自分のすべてをやっと許すことができたように思えて。
大晦日、買い出しに向かう車の中で、声を上げて泣いたよ。
本当の意味で愛してあげるまでに、こんなに時間がかかってしまったね。
もっともっともっと、さらにわたしを知り、理解し、愛していこうと思うよ。
生きている限りね、旅は続くのだから。
やらないと、と思っていた窓拭きも洗車も夫が、部屋の掃除を次男がやってくれて。
長野から帰省した長男は、お土産のお蕎麦を茹でたり天ぷらを揚げるのを手伝ってくれた。
家族はわたしのポンコツなところも、超スローペースなところもよくよく知っている。
それでいて、そんなわたしをまるっと受け入れてくれている。
みんな、本当にやさしいなぁ〜♡
こんなにやさしくされても、よかったんだね。
一人でがんばっていたときは、ひとりぼっちな気がしてとても孤独だったのに。
きっと、わたしがわたしを一人にしていたんだね。
ごめんよ。
ありがとうね。
大好きだよ、わたし。