流されなかった涙

数秘3と11/2を持つわたし。
子どものころから人に本音を伝えること、人前で自分を表現することが苦手だった。
ありのままの自分の気持ちや言葉を隠してしまう。
心の扉を閉じてしまう。
両親や友だちとのコミュニケーションもあまり上手くいかず、心の中ではいつもひとりぼっちだった。

それが持って生まれた気質だと、自分で選んだ魂のデザインなのだと数秘を通して知った。
短所ではなく才能なのだと。
その素質を活かして自分らしさを大切にしながら生きることができるのだと。
そして少しずつ少しずつチャレンジを重ね、本来のわたしへと扉を開けてきた。

数秘と同じく自分を深く知るためのツールとしてもうひとつ惹かれているのが、タロット。
タロットは自分では気づかないような、潜在意識の深いところにあるものを見せてくれる。
最近何度か引いたカードが「流されなかった涙を流しなさい」というものだった。
その時はピンとこなくて、そんなに深い痛みや悲しみはもう無いんじゃないかな、と思っていた。

それがふと、思い出した。
つながるようにどんどん思い出す。
たくさんたくさんの痛み、悲しみ、叶えられなかった願いや望み。
本音を言えなかったわたしの、伝えられなかった想い、届けられなかった願い。
傷付きたくなくて見ないように、感じないように閉じ込めてきた感情の数々が溢れ出した。
やっと見つけてあげられた。
やっと抱きしめてあげられた。
やっと涙を流してあげられた。

自分の気持ちや願いに気づくこと。
それを表現すること、伝えること。
時には波風を起こすことになったとしても、自分のために立ち上がり声を上げること。
そしてどんな自分も許し、愛すること。
それを学ぶことも、選んだんだよね。
大きな大きな学びだったね。

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