こんにちは(*^^*)
昨日はつるかめ農園さんの田んぼに田植えに行きました。

3年前からおちちやの焼き菓子につるかめさんの自然栽培玄米粉を使用しているので、このお米作りはわたしにとってとても大切なもの。
自分で作るお菓子の材料の栽培に携わることは、おちちやの長年の願いでもありました。
それがやっとやっと叶うことになりました。

もう35年も前のことになりますが、わたしは日本の有機農業に多大な貢献をされた金子美登さんの研修生でした。
本格的な田植えはそのとき以来になります。
さすがにもう覚えていないのですが、久しぶりの田植えにドキドキわくわく♪

この間の種まきのときは奥さんの修子ちゃんやお子さん、お手伝いの方が何名かいらっしゃったので今日もたくさんいるのかと思ったら、つるちゃんとわたしの2人。
しかも田んぼに着いたとたん、来客があるからと簡単な説明だけでつるちゃんは帰ってしまい、なぜか一人残されたわたし…

まあとにかくやってみようと田んぼに入ると。
水温といい土の感触といい、何とも言えないくらいいい気持ち。
一面田んぼが広がり草花が揺れるのどかな風景の中、一人もくもくと苗を植えていきました。
これはもう、田んぼリトリートなんじゃないかな?
自然の中で時間も忘れ、まるで瞑想みたい。
思いっきりどろんこ遊びをした子どものように、こんなに泥まみれになることもなかなかできないもんね。

つるちゃんが戻ってくると、今度は機械を使った田植えに。
苗をトレーに移し替え、なくなったら渡していく役目をしました。

金子美登さんの研修生だったときの田植えの記憶が鮮やかに蘇ってきました。
美登さんのところにはたくさん研修生がいたので、みんなで横に並んで手植えしていました。
当時ビートルズが大好きだったわたしに美登さんが歌わせて、なぜかわたしの歌でみんなが田植えをするという光景も、美登さんの笑顔もはっきりと思い出せました。

あんなにお世話になったのに、子育てに仕事にと忙しくしていてなかなか会いに行かないうちに亡くなってしまった美登さん。
ほっそりしていてとてもハンサムだった美登さんに、つるちゃんがどこか似ていて。
田んぼの中で機械に乗る後ろ姿が重なり、いろいろな想いを重ねながら見つめていました。
夕暮れまでで作業を終えた帰り道。
今日植えた2枚の田んぼが、73分の2だと教えてもらいました。
今年は研修生がいないため、ほぼつるちゃん一人での田植えになるのだとか。
どこまで力になれているかはわからないですが、それならまた時間を作って来よう!と思いました。
お米を作ることって、日本人にとっては食べること、生きることそのものですよね。
特にわたしは仕事でもこのお米があってこそ成り立つものなので、ある意味人生そのものとも言えます。
携わらせていただけることに心から感謝しています♡
つるちゃん、本当にありがとうございました🥰
なんだか、わたしの人生でとてもとても大切なものがまた見つかった気がしています。