お弁当を作ることに向き合ってきた、この数ヶ月。
いろいろなことがあり、いろいろな想いがありました。
お弁当屋さんを目指していなければ出会わなかった自分を、見つけていく時間でもありました。
とにかくいよいよもう、始めてみようと決めたそのとき。
はっきりと明確に、おちちやのお弁当のビジョンが見えたのです。
まるで一本の光の道が現れたかのように。
ずっとずっと昔から、自分が食べるものを自分の手で育てたいという望みがありました。
(10代のころ、有機農家さんの研修に通っていました)
農家にまではならなくとも、家族の食べる野菜を育てる畑は持ちたいと。
何度も何度もトライはしてきたのですが、子育てや仕事でなかなか時間がとれない上、ひたすら草取りに追われてしまい断念することが多かったのです。
去年から再び、小さな小さな畑を耕し始めました。
家庭菜園としても可愛すぎるくらいの畑です。
でもまずは、ここから。
ここで芽を出し育つ植物たちが、わたしのお弁当を彩る日が来ることを夢見て。
「土と風のお弁当」
こんな名前が浮かんできて。
地元いすみ市または周辺地域で栽培された、自然栽培のお米と旬の新鮮な野菜たち。
豆や雑穀、乾物など栄養豊富で滋味あふれる植物性の素材たち。
土に生まれ、風に育まれ。
素材のいのちを丸ごといただくお弁当。
おかあさんのおちちのように、いのちをはぐくむごはん。
もうすぐ誕生します。