家族の物語

また、娘のところへ。
駅まで来てくれた孫娘は、遠くから見つけて「おばあちゃ〜ん❣️」と両手を振ってお出迎え。

とうとう臨月に入ったママが検診に行く間、2人でお留守番♪
ご機嫌でいってらっしゃいをして。
一緒に朝ごはんを食べ、着替えてベビーカーで公園へ。

玄関を出れば大通り。
行き交う車や人の間を縫い、立ち並ぶ家々の中狭い歩道をベビーカーで歩く。
スーパーにコンビニ、デパート、何でもある。
周りは田んぼや畑ばかり、広い庭には野生動物がやってくる、薪でお風呂を沸かすわたしの日常との差に目が回りそう。

公園もあちこちにあり、小さい子とママたちがいっぱい。
少し人見知りで、ママがいなくて不安な孫娘はお友だちとの距離感にちょっと敏感。
一緒に遊びたいと近づいてくる子を見ると、半分泣きべそで離れてしまったり、砂場にひっくり返ったり。
「ママをお迎えに行く…」
そんな様子を見て、おもちゃの車を差し出してくれたやさしいママが。
しばらくして機嫌を直し、にこにこと遊び始める。
泣いたり笑ったり、気分はころころ変わる。
自分の子育て時代は無我夢中で駆け抜けてきたけれど、どれほどかけがえのない時間だったか過ぎてしまった今だからこそわかる。

新鮮さもあってか、おばあちゃんおばあちゃんとまとわりつき、何でもおばあちゃんにやって欲しがる。
コロナ禍の今、娘の出産という特別な出来事が無かったら、こんなに密な時間を過ごす機会は作れなかったかもしれない。
小さな2つのいのちの営みを、味わい楽しむことのできることは奇跡なのだと思う。

ママの入院の予行練習で、パパが初めて寝かしつけにチャレンジ。
ママはお出かけし、今日はパパと寝ようねとお約束。
ママのところへ行くと1時間泣いた後で眠りにつき、翌朝「パパと寝たの」とけろっと。
ママが本当にいない数日間、どんなに泣かれるかと心配していたけれど、きっとそれすら愛おしい大切な思い出になるんだろう。
紡がれていく家族の物語。

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