ささやかだけど、宝物みたいな発見。
おちちやを始めて16年。
その間大切にしてきたことはたくさんたくさんあるけれど、わたしがよろこびで
作ることが食べて下さる方に伝わっていくと思ってやってきました。
昨日のcafeで。
何日もかけて作った栗の渋皮煮とマロンクリームを使って作るモンブラン。
今のわたしにできる最高のものを作ろうと思いました。
ケーキを切り分け、飾りつけながら感動があふれてきて。
何といえばいいのか、自分の作ったケーキに心が震えたんです。
人が見たらただのモンブランだったとしても、しかもむしろケーキ屋さんの
ように美しくできてもいないけど、そこに込めた想いや愛や情熱を
わたしは知っているから。
本当に単純で当たり前のこと、基本的なことにすぎないのですが。
こんなふうに、わたしがわたしを感動させてあげられるような仕事をすること。
わたしが心から望んでいるのはそのことなんだなって、本当に気づいた
朝の出来事でした。